SNS向きでない長文転記場所

5年くらい前に他で公開した文章をほとぼりが冷めたころに転載したものです

2020-01-01から1年間の記事一覧

コンテンツツーリズムに頼らなくてもよい強み

昨日はなんだか疲れてしまって、午後10時半に就寝。 ぐっすり寝て起きたら、午前3時半でした。 なんか目が冴えてしまったし、今日は晴れの予報だしということで、始発近くの電車で伏見稲荷大社に行ってきました。 むかし、お昼に行ったことがあるのですが、…

滋賀県はまだ浅井三姉妹の顔はめ看板が多い

温かくなってきました。冬のうちは琵琶湖西岸とか、北部に行くと雪で大変な目に遭うことが多いのですが、さすがにこの季節になると積雪もほとんどありません。そこで、以前から気になっていた小谷城跡に行ってみることにしました。小谷城跡は、琵琶湖の東岸…

横文字にすればいいってもんじゃないってことを肝に銘じておいてクダサーイ

世間とも足並みをそろえようというのか、私の勤めている会社では「ダイバーシティ(多様性)の推進」というのが流行り言葉になっています。会社側と労働組合が足並みそろえて、とにかく「ダイバーシティ」なのですが、同じ言葉使っているのによくよく聞くと…

私の新大阪八景

大阪市内生まれ大阪市内育ちの私ですが、年に1回くらい 大阪のオススメ観光スポットを教えてください という質問をされます。大阪城、USJ、通天閣、道頓堀という超有名スポットは私が教えるまでもないし、だからといってネットで紹介されているようなダーク…

琵琶湖横断

一般的に、琵琶湖には3つの島があるといわれます。 一つ目は「沖島」。琵琶湖にあるなかでは、いちばんおっきいしまです。(「おきしま」だけに)琵琶湖内にある中では唯一の有人島ですが、山がちな地形なので人が住んでいるのはごく一部の場所だけ。2012年5…

「すイエんサーガールズ」はほとんどが「ピチレモン」関係者(豆知識)

ちょっと前から子供の理科ばなれとかいうのを耳にするようになりました。おととしアメリカのバージニア工科大に出張で行ったのですが、そのときに聞いた話では、アメリカでも似たような現象が起きているようです。あちらでは理系の仕事は給料が安いので、白…

小豆島はかつて「あずきしま」と呼ばれました

小豆ちゃん萌え!と聞いて、何を思い浮かべますか? なかよしに連載していた漫画「あずきちゃん」を思い浮かべたあなた!原作者であり、今ではCool Jpana的コンテンツの代表格たるAKB48の総合プロデューサー秋元康と似た、最先端の感覚の持ち主です。同時期…

伊江島じゃないよ。家島だよ。

姫路沖に浮かぶ家島に行ってきました。姫路駅からバスで姫路港まで30分。そこから一日15往復程度の船便でさらに30分。離島ではありますが、比較的アクセスはよいです。 同じく瀬戸内海の東のほうに位置する直島諸島は観光に力を入れているのに対して、家島諸…

ISISについて思う

周辺国に2億ドルの人道援助を決定したって言うじゃな~い。でも、我々には2億ドルが支払われませんでしたから!残念!!雑コラに怒りの人質斬り! というわけで、ISISに振り回される一週間でした。このような卑劣な誘拐ビジネスには心からの怒りを禁じえませ…

吊り橋理論について

何回か書いていますが、私は高いところが苦手です。最近意識して高いところに行くようにしているおかげで、一時期よりだいぶんマシになってきました。同じ場所でも、しばらく時間をかけて体を慣らすと恐怖感が薄れるようです。高いところといえば、大阪府北…

仁和寺から金閣寺へ

NHKのBSで放映している「新日本風土記」という番組が好きです。本放送は金曜日の夜9時なのですが、私は土曜の朝6時の再放送を見ることが多いです。昨日は四国八十八ヶ所のお遍路がテーマでした。私も仕事さえなければのんびりめぐってみたいものですが、残念…

フランステロに思う

テロテロ、エブリバディ~!♪(BGM) ということで、フランスの事件で海外メディアのニュースはテロ一色の一週間でした。「パリの中心で、アラーアクバルをさけぶ」というやつですね。ムハンマドの神聖と、言論の自由の神聖。自らの信念が他者の信念よりより…

「本当は女子にこんな文庫を読んで欲しいのだ」フェア

紀伊国屋書店渋谷店で開催された「本当は女子にこんな文庫を読んで欲しいのだ」フェアが大火事(大炎上)を起こしてしまったようです。 紀伊國屋書店の「本当は女子にこんな文庫を読んで欲しいのだ」フェアがプチ炎上し光速で終了 - NAVER まとめ 喧嘩と火事…

初参り

お正月休みで実家に帰ってきております。私の実家は天王寺にあり、奈良、京都へは片道1時間くらいで行ける距離。お正月はみなさん初詣に行くので神社はすごく混むのですが、お寺は意外と空いているのです。 ということで、元旦には両親と祖母と一緒に東大寺…

意識を高く持とう!

本日は仕事納めということで、今年一年を振り返ってみます。 2014年の目標は「インパク知を目指す」でした。って、何コレ?自分で確かに立てた目標ながら、意味不明です。これ、どーせーっちゅうねん。大好きだったボキャブラ天国を思い出して、語感重視で適…

ファントム空間論

手足を失った人が、まだそこに手足が存在するかのような感覚を覚えるという現象はよく知られていて、一般的にこの感覚は「ファントム感覚(phantom sensation)」と呼ばれています。むかし何かの本でこのファントム感覚の理論を応用した「ファントム空間論」…

消費者向け商売の難しさ

先日、中国産メタミドホス入り餃子事件が終結しました。 中国製ギョーザ中毒事件、被告に無期懲役判決 :日本経済新聞 この事件により中国の天洋食品は消滅にまで追い込まれました。似たような食品に関わる事件は何度もおきていて、すぐに思いつくだけでもミ…

男子大学生が就職すると太るという神話(フトゥルー神話)

ちょっと前に中島啓子が急死しました。体重が150kgを越えていたそうですが、やはりあれだけ太っていると健康へのリスクも大きかったのでしょうか?数日前まで普通に活動していたとのことでびっくりです。 同じく肥満体であったナンシー関が亡くなったのは私…

俊寛僧都とは関係ありません。

最近、受験勉強や大学での研究を通じて人間的に成長する青年を描いた長編物語を読破しました。もともとは頼りなかった主人公が、トラブルにも動じない立派な研究者に、そして愛する妻と結婚した夫へと変化していくさまは、かつてのドイツ教養小説を思わせる…

こんな頭おかしい文章書いておいてよくいうよ

私は会社が好きではありませんし、会社で長時間働くことにはほとんど意味を見出さない人間です。しかし、働き始めて10年余りで得たものもありまして、その一つが「頭の中を言語化する能力」です。 言葉にすれば消えちゃう関係なら言葉を消せばいいやって思っ…

おっさん「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり」

またしても時期を逸したお話です。今年の9月にNHK公式ツイッターアカウントの初代担当者(通称「NHK_PR 1号」)がすでに退職していたことが発表されました。そしてそれ以上に話題になったのは、この担当者が40代のおっさんだったことです。たとえば、彼のNHK…

第54話 さくらと思い出のカレンダー

神戸市須磨区に位置する須磨寺は源平ゆかりの古刹として知られ、街から近いこともあって今でも人手でにぎわう場所です。しかし、私は今まで須磨寺は訪れたことがありませんでしたので、山陽電鉄に乗って須磨寺を訪れてみました。 須磨寺公式サイトの「歴史年…

「シルバー」から「アルジャン」への言い換え

兵庫県朝来市にある生野銀山に行ってきました。 http://www.ikuno-ginzan.co.jp/ たしか、中学校のころに遠足で来たことがあったはずですが、もう完全に忘却のかなた。しかし、敷地の入り口に明延鉱山で使用されていた「一円電車」なるトロッコが展示されて…

ノーベル賞と京都賞

ノーベル賞関連のニュースがひと段落したら、今度は日本で最も権威ある賞のひとつである、京都賞の季節がやってきました。今年の「思想・芸術部門」の受賞者は志村ふくみ。一般にもとても人気のある染色作家で、いろんなところで個展やら企画展やらが開催さ…

非現実のサクラは、かくも満開に咲く。

今日は本当は出勤日だったのですが、あんまりお仕事が詰まっていなかったのと、昨日遊びすぎて疲れたので半休をいただきました。ハンキュウベリーマッチ。 おととい、「久坂葉子がいた神戸」という企画展を目当てに、神戸文学館なるところに行ってきました。…

エボラ出血熱と金属盗難

オーストラリアでは西アフリカからの入国が禁止されたそうです。 豪州、西アフリカからの渡航を制限 エボラ熱対策で :日本経済新聞 ボランティアでエボラ流行国を訪れる人は尊いのですが、細菌を連れて帰られるのは迷惑千万というふうに思う人も多いのかもし…

「竹輪」は典型的な重箱読み

ちょっと前に丹後半島に旅行に行ったときのことです。 伊根の舟屋めぐりの観光船案内所で、天橋立名物の焼きたて黒ちくわなるものを売っていました。 白人の観光客がカウンターのおばちゃんに、英語で 「これはナンデスカ?」 みたいなことを聞いていたので…

【要約】会社いきたくないよう

気の抜けたビールのようないまさらな話ですが、安倍首相が東京オリンピック誘致の際に Some may have concerns about Fukushima.Let me assure you, the situation is under control. と言ったことが話題になりました。 夏休みに「愛と暴力の戦後とその後」…

帰りたくないけれど現実へ帰らないといけないのもの

先週天橋立に行ったときにも思ったのですが、日本中どこに行っても「歌碑」なるものが大量にあります。松尾芭蕉なんかはまさにそうなのですが、かつての日本においては歌枕を訪れることが旅行の大きな目的でした。過去の歌人や物語中の人物と同じ場所に立つ…