SNS向きでない長文転記場所

5年くらい前に他で公開した文章をほとぼりが冷めたころに転載したものです

仁和寺から金閣寺へ

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NHKのBSで放映している「新日本風土記」という番組が好きです。
本放送は金曜日の夜9時なのですが、私は土曜の朝6時の再放送を見ることが多いです。
昨日は四国八十八ヶ所のお遍路がテーマでした。
私も仕事さえなければのんびりめぐってみたいものですが、残念ながら社畜には時間がありません。
ということで、京都の仁和寺裏手の成就山にある「御室八十八ヶ所」に行ってきました。
日本中にたくさんある、いわゆる「ミニ八十八ヶ所」のうちの一つですね。

昨日早く寝たおかげで朝4時に目が覚めてしまいました。
ということで、5時台の電車に乗って出発。
仁和寺京都市街地の北のほうにあって、ちょっと不便な場所なのです。
電車と地下鉄とバスを乗り継いで到着したのは7時45分くらい。
仁和寺徒然草でも有名なお寺ですが、さすがにこの時間は地元の方がちらほらお散歩しているくらいで、ほとんど人を見かけません。

八十八ヶ所は、想像以上に立派でした。
この手のミニ八十八ヶ所は各お寺に見立てたお地蔵さんが立っているだけ、というパターンが多いのですが、御室八十八ヶ所はすべてちゃんとしたお堂です。
そんなにきつくはないのですが、一応山なので頂上に近づくにつれてふもとでは見かけなかった雪が増えてきました。
景色はめさめさよかったですよ。

ついでなので、仁和寺の近くにある金閣寺も見てきました。
金閣寺もたぶん、産まれて初めてです。
朝の9時半の時点で数百人程度の観光客でしたが、びっくりしたのは周りから全く日本語が聞えなかったことです。
日本人と思しきガイドさん含めて、みなさん中国語か英語しゃべるひとばっかり…。
いや、最近どこ行っても外国人の方が多いのですが、今日はその中でも極端な例でした。
金閣寺は、噂どおり池に映った姿がきれいでしたよ。
中国の方々は金色が好きだと聞きますが、もしそうなら金閣寺は彼らの好みにピンズドだと思いました。

平野神社北野天満宮、わら天神、花山天皇稜など、近所の観光地をひととおりまわってみましたが、やっぱり梅か桜の季節にきたほうがよさそうな感じですね。
その頃には、ものすごく混みそうではありますが…。

写真は午前6時半の京都駅。
都の空に「心づくしの有明の月」です。
北野天満宮菅原道真とここでつながった!うまい!(自賛)

(2015年01月18日)