SNS向きでない長文転記場所

5年くらい前に他で公開した文章をほとぼりが冷めたころに転載したものです

詩仙堂は恐ろしいところでした

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京都の一乗寺と呼ばれるあたりに、詩仙堂という有名なお寺があります。
江戸時代の趣味人が隠居のために作った山荘跡で、とくに庭園が有名なところです。
紅葉の時期にはとんでもなく混雑するそうですが、今の時期だったらちょっとは空いているかな、と思って行ってみました。

久々に乗る叡山電鉄は、きんいろモザイクとのコラボ車両。
うひひ、萌えでヤンス。萌えでヤンス。
https://twitter.com/eizandensha/status/602879473113935873
叡山電鉄まんがタイムきららのコラボは、もはや定番ですね。
京都は萌えコラボの聖地と化しつつあります。
平安以来の日本伝統文化と、近代の萌えという新日本文化のマッチング!
故きを温ね新しきを知る、温故知新です。
そういえば、「温故知新でいこっ!」という萌え曲もありましたね。

www.youtube.com
それはそうと、詩仙堂に到着。
さすがに庭園はきれいなのですが、なんか庭園を眺める部屋では恐ろしい戦いの真っ最中でした。
超でかい一眼レフを構えてでかいリュックを背負ったおっさんが数人、少しでも良いアングルを確保しようと縄張り争いしていたのです。
ほかの観光客が去った瞬間、その場所を確保して写真を撮るのですが、そうかと思ったらその視野内に別のおっさんがすばやく入り込んで口論になったり。
おおくの観光地ではカメラよりもスマホで写真撮る人のほうが多いのですが、ここは完全に一眼レフが優勢です。
そして、一眼レフってけっこううるさいのですよ。
ぴぴっ、ぱしゃ。ぴぴっ、ぱしゃしゃしゃしゃしゃ(連写モード)。
とんでもないカオスです。
私も写真撮るのが趣味なので人のこと言えませんが、報道カメラマンってこんな感じだろうかと思いました。

これは下手に動き回るとこちらまで文句言われかねないので、早々に退散。
時間が余ったのでとなりの圓光寺に行ってみました。
何も調べていなかったのであまり期待していなかったのですが、こちらの庭もきれいでしたよ。
あと、「徳川家康の墓」のある裏山に上ると、洛北の町並みが一望。
思っていたよりずっといいところでした。
徳川家康の墓というのは、どうかと思わなくもないですが…。

写真は圓光寺の十牛之庭。
すずしくて、私以外にだれもいなくていいところ。 

(2015年05月31日)