SNS向きでない長文転記場所

5年くらい前に他で公開した文章をほとぼりが冷めたころに転載したものです

滋賀県はまだ浅井三姉妹の顔はめ看板が多い

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温かくなってきました。
冬のうちは琵琶湖西岸とか、北部に行くと雪で大変な目に遭うことが多いのですが、さすがにこの季節になると積雪もほとんどありません。
そこで、以前から気になっていた小谷城跡に行ってみることにしました。
小谷城跡は、琵琶湖の東岸に位置しており、浅井長政の最期の地として有名です。
どうも城マニアにはかなり知られた場所のようでして、当時の城の遺構がそのまま残っている貴重な場所だとのこと。
個人的には城にはあんまり興味はなくて、いい景色が見られたらそれで満足なのですが…。

北陸本線河毛駅から、レンタサイクルで約10分くらい。
さすがに米原より北側に来ると、遠くに来た気分が強まります。
ふもとの「ガイドステーション」なる施設に自転車をとめて、山城への登山に出発です。
まあまあそこそこ勾配はきついですが、1時間もしないうちに城跡に到達できるし、登山道も整備されているのでそんなに苦労しませんでした。
城跡は眺望の良い場所はごく限られており、基本的には林の中です。
確かに石垣とか、築城の際に造成された地形がそのまま残っているのですが、残念ながらあんまり私は興味がなく…。
見晴らし台からは、琵琶湖が見られて良い景色でしたが、欲を言えばもう少し琵琶湖に近ければよかったかな。
ちょっと前に大コケした大河ドラマ「江」のロケ地だったとかで、顔はめ看板とかロケの様子を示した写真パネルとかが飾ってありました。
信長ゴーストが江の背後霊となったおかげで、馬に乗れないはずの江が馬で逃げたとかのオモシロ展開で炎上してしまったことを思うと、涙を誘います。

下山中にすれ違った年配の方のグループから道を聞かれたので、家でプリントアウトして持参した地図を進呈しました。
「学生さん?」とかいわれましたが、残念ながら37歳です。

写真は小谷山中腹からの風景。
琵琶湖に浮かぶ竹生島が見えます。
左手前にある山は「虎御前山」。
浅井長政を滅ぼした際に信長が布陣した場所です。

(2015年03月15日)