SNS向きでない長文転記場所

5年くらい前に他で公開した文章をほとぼりが冷めたころに転載したものです

エボラ出血熱と金属盗難

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オーストラリアでは西アフリカからの入国が禁止されたそうです。

豪州、西アフリカからの渡航を制限 エボラ熱対策で :日本経済新聞

ボランティアでエボラ流行国を訪れる人は尊いのですが、細菌を連れて帰られるのは迷惑千万というふうに思う人も多いのかもしれません。
「人の迷惑かえりみず、やって来ました伝染軍団!」

www.youtube.comデンセンマンです。ベンジャミン伊東です。
ニューギニアから100万ボルトの送電線に乗ってやってきたヒーローです。
まだ数千人しか感染していない上に空気感染しないことを考えると
「まだあわてるような時間じゃない」
ように思えますが。
エボラ出血熱特有の高い死亡率と、ショッキングな症状が異常なまでに感情的な措置を引き起こしているのかもしれません。

デンセンいえば、もう一つ最近のニュースで思い出したのがこれです。

ソーラー発電所:狙われる銅製の送電線 メガ盗難 滋賀 - 毎日新聞

 メガ盗難ってなんなの?という疑問は置いといて、太陽光は夜間発電しないのが辛いところです。
常時発電している設備なら、電線を盗まれるといきなり電気が届かなくなるのですぐに気づくのですが…。
電線はほとんど純銅からできているので、かなりお高く売りさばけてしまうのです。
最近売電目的のメガソーラーがはやっているのと、投機によると思われる銅の価格高騰が重なったこともあって、当面はこんなニュースがつづくことでしょう。

そういえば、銅の以前に盗難が多かったのは、ステンレスでした。
ちょうど北京オリンピックの直前、中国需要を見込んでステンレス相場が急騰して、その影響でステンレスが片端から盗まれるような事態となったのです。
マンホール、車止め、ガードレール、 グレーチング、溝のふたなどなど…。
銅像とか持っていかれた例もあると聞きます。
すべて換金目的です。
鋼の換金術師です。
等価交換です。
こんな…こんなはずじゃ…畜生ォ…持って行かれた………!!!
私の勤めていた会社の取引先でも、屋外に鋼材とか置いていたのが念のためということで倉庫に入れるよう指示があったとか聞きました。
金属類は重量と体積が大きいので、盗難防止対策もかなり大変です。

 

画像は、等価交換漫画です。
これ、本当にスクエニともめたそうですよ。
もう20年近く前のことですね…。

(2014年10月30日)