SNS向きでない長文転記場所

5年くらい前に他で公開した文章をほとぼりが冷めたころに転載したものです

上から読んでも山本山、下から読んでも山本山

 

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琵琶湖の北東岸に「山本山」という冗談のような名前の山があります。
余呉湖畔にあって、七本槍で有名な賤ヶ岳から尾根伝いでつながっており、賤ヶ岳頂上からもよく見えます。
登山口から40分で頂上まで到達できるとのことで、お気楽そうなので試しに登ってみることにしました。

登り始めて10分、大後悔時代に突入です。
ものすごい急な坂道でけっこう大きな石がごろごろ。
右足で石を踏んでしまったところ思いっきり足を持っていかれて転びましたよ。
私は右足首の可動域が生まれつき少しだけ狭く、ヤンキー座りができないのですが、これが影響しているのか…。
そのあとも何度か右足から滑り落ちそうになっている横を、初老の女性がジョギングで抜き去っていって、ちょっと切なくなりました。
あと、頂上は木が生い茂って眺望がなく、これもまた切なかったです。

下山後、周辺の琵琶湖岸に行ってみたのですが、湖の中に木が生えています!
遠くには水面に土が露出せずに、木しか見えない島もあります。
湖なので当然淡水であることと、遠浅であることからこのようなことになっているのでしょう。
湖中の木がカイツブリの生息地だとかで、野鳥目当ての人をちらほらと見かけました。

写真は琵琶湖畔からの眺め。
湖なので基本的に潮の干満はありません。
よって、この木は恒常的に水に浸かっているのです。

(2014年5月10日)

某スポーツ紙によると、ジャスタウェイとゴールドシップで「スタップ馬券は有馬ぁす」だそうです

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総合人間学士にして理学修士たる小生は、例のSTAP細胞騒ぎについて並々ならぬ関心を抱いている。
科学の使命とは何なのか?真実とはいかにして検証されるべきものか?
真摯なる諸兄のご意見を待ちたいが、まずはこれまで小生が収集したなかでも、とくに重要だと思われる記事についてキュレーティングしたものを、参考までにご披露する所存である。

・STAP細胞騒動 ~小保方さんらへの提言~
http://www.tanteifile.com/diary/2014/03/26_02/
東京大学先端科学技術研究センター特任教授にして、IPSタレントとしても著名な森口氏による記事。
ニコ生放送で「公開実験」してはどうかという、エッジの効いた提言内容に眼が覚める思いである。
なお、森口氏はここひと月くらい、定期的にSTAP細胞についての記事を探偵ファイルに提供しているが、すべて同程度にハイレベルな内容。

・“発明王ドクター・中松氏が小保方氏をフォロー
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/257264/
・Dr.中松、小保方氏に「まじめにやれ」
http://www.nikkansports.com/…/f-et-tp0-20140416-1286289.html
同一のイベントのはずなのに、新聞社が異なるだけでこれほどまでに記事から受ける印象が変わるという一つの例。
ジャーナリズムとはいったいなにを意味するのか?
複眼的思考を身につけるためには、日々何をなすべきか?
貴兄らに問う。

・めざまし6代目お天気キャスターは“リケジョ”小野彩香「元気届ける」
http://www.sponichi.co.jp/…/03/11/k…/K20140311007754300.html
当記事は2014年3月11日付。
前日の3月10日に共著者の山梨大教授若山氏が論文撤回を呼びかけたことから考えると、あえてこのタイミングで「リケジョ」を推したことの意義について深く考えさせられる。
「ひとつの物事に疑問を持ったら根拠を求めてしまう」という文章が、まさに現在のSTAP騒動を表していることは皮肉である。

・小保方「俺のスタンドstapラチナを喰らえっ」ドッギャーン
http://waranote.livedoor.biz/archives/38202058.html
誰もが思いつきそうな内容でありながらも、投稿は2014年4月3日と比較的最近。
身近なところにも未発掘の着想が眠っているという好例。

STAP細胞問題で揺れる理研 野依理事長の守護霊が小保方氏に「反論」
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7685
幸福の科学総裁の大川隆法氏による、理学研究所理事長にしてノーベル化学賞受賞者である野依良治氏の守護霊の霊言会見。
大川氏の余人をもって代えがたい能力により、真実に深く切り込んだ良質のインタビュー記事となっている。
当人の意志にかかわらず「潜在意識」にアクセスできるという、いわば自白剤の投与に似た状況を合意なしに実現できる大川氏には、底知れぬ脅威を感じさせられる。

・「リケジョ割烹着」のコスプレグッズ ドン・キホーテに登場、ネット盛り上がる
http://www.j-cast.com/2014/04/14202110.html
小保方晴子氏への人気が未だ根強いものであることを示す記事。
タコツボ化した科学者コミュニティでは計り知れない「市民感覚」というものを意識しなけれb

ごめんなさい。限界です。
疲れたのでやめます。

(2014年4月19日)

出雲大社のそばで地元のオバアに折伏を試みられる

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私の勤める会社は祝日がほとんど全部出勤日なのですが、代わりに年2回ほど変なところに休みがあります。
その一回目が4/7(月)ということで、ひさびさの3連休。
結石もあるのでちょっと迷ったのですが、寝てても起きてても回復時間は変わらないことと、最悪痛み止めを服用すればそれほどひどい目に遭わないことがわかったので、思い切っていって見ることにしました。

ルートは以下のとおり。
4/4(金) 新大阪→(新幹線)→新山口
4/5(土) 新山口→(バス)→秋吉台→(バス+電車)→津和野
4/6(日) 津和野→(電車)→出雲
4/7(月) 出雲→(飛行機)→伊丹

秋吉台は本当に別世界。
木がほとんど生えていないので、はるか遠くまで見通せます。
足場もよくてテクシーでうろうろするには最適なのですが、なぜかネット上でも地元の観光案内所でもまともな地図がない…。
見通しがよいので決定的に迷うことはないのですが、地図にない道が現れたり地図にある道が見つからなかったりで、かなり時間を無駄にしましたよ。

津和野は…うーん、なんか過大評価されているかんじ。
小京都とは言いますが、京都っぽいのは歩車分離ができていないところくらいでしょうか。
メインの観光地であり、昔っぽい景観を保存している殿町通りに軽自動車がばんばん入ってくるのはどうかと思いますよ。
浦上から流刑にあってきた隠れキリシタンの教会がよかったです。

出雲大社は思ったよりこじんまりしていますが、それでも見るものすべてがかっこいいです。
津和野では荒天のために散っていた桜が、出雲では満開でした。
あと、出雲大社からバスで15分くらいのところにある日御碕(ひのみさき)がよかったです。
神社、灯台、そして断崖からの景色…。
あと、出雲大社のそばで地元のオバアに折伏を試みられるという事態に遭遇。
神々のいます地でこんな目に遭うとは思いませんでした。

飛行機使えば出雲空港から伊丹空港まで1時間。
いやはや便利な時代ですよ。

写真は秋吉台
石灰岩の露出した見事なカルスト台地

(2014年4月7日)

人生初入院

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たいようにむかって叫ぶ!
いたいよう~…。

横井さんではありませんが、はずかしながら帰ってまいりました。
二泊三日の入院生活。
衝撃波で腎結石を破砕するという内容です。
脳内のチャクラを強制的に全開にして、宇宙の真理を瞬時に悟るためのものではありません(しつこい)。

実際に衝撃波を当てられていたのは1時間くらいでしょうか。
ベッドの片側に穴が空いていて、そこに水風船のようなものがおいてあります。
腎臓の辺りにゼリーをぬるぬる塗って風船と密着、血圧と心電図の測定をしつつ、1秒間に2回のペースで衝撃波を与えます。
高橋名人の1/8のペース。
衝撃波が出るときは金属の塊をハンマーで殴るような音がしますが、このときに内臓も直接殴られているかのような痛み。
「えっ、あっ、おっ、ちょっと、あっ、いたい、いたい、いたい!」
みたいな感じです。
これが延々1時間くらい続きます。
ちょっと小休止があって油断すると、焦点を再設定していきなり再開するから油断できません。

今回初めてわかったのですが、私は不整脈があるそうで、痛みを与えるたびに心拍が乱れるといわれました。
そのため、あまり強い衝撃波を与えることができず、結局完璧には破砕することはできませんでした。
それでも半分くらいは砕けたので、この状態でしばらくようすをみることにします。
1時間もベッドの上で痛みに耐えていたせいで、筋肉痛にはなりましたが体は元気です。
昼から仕事に行きましたがとくに問題もありませんでした。

そして今現在…砕けた石が降りてきたみたいで腰がめさめさ痛いです。
風が語りかけます、痛い、痛すぎる!
お医者さん曰く
「痛みだけなら心配ないので、痛み止めと水を飲んでください」
覚悟はしていましたが、ヘビーですよ。

(2014年4月2日)

六甲山デートスポット巡り

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神戸といえばオサレなデートスポットがめさめさいっぱいあるのですが、その背後にそびえる六甲山系も負けず劣らずデートスポットでいっぱいです。
種々の理由により私はデートスポットから比較的縁の遠い人生を送ってきたので、ためしにどんなものか見に行ってきました。

まずは摩耶山の頂上近くにある掬星台を目指します。
ふもとからケーブルカーとロープウェーでらくらく到着…のはずが、なんか冬のメンテ中にトラブルがあったとかでロープウェーが運休。

あっしめのような下賎でムサいおっさんにはデートスポットなぞ100年早いと、おてんとさまがお怒りなようですぜ旦那!イヒヒヒヒヒ!

仕方ないので、ふもとからテクシーで上ります。
スマホで調べたところ初心者向け、家族向けの登山ルート「上野道」があるそうですが…これ、まじで初心者むけなの?
けっこうまじめに距離もあったし、体力使いましたよ。
1時間後、ようやっと掬星台に到着。
うむ、超いい景色。
そして、南向きなので超逆光。
ギャッコウのおいしい水です(六甲だけに)。
ここはほんとは、名前からもわかるように夜景の名所なのです。
確かに夜に来たらロマンチックが止まらないでしょうね…。

山頂にある安産祈願で有名な寺に、意味もなく参拝してみたところなんかバスがきました。
予定変更してバスに乗って、もう一つの有名スポット「六甲枝垂れ」に行くことにします。
バス停から20分くらい歩き、入場料300円を支払ってなんだかアートな構造物に入ってみます。
うーむ、展望台とか言いながら景色はいまいち。
むしろこの構造物自体が売り物のようですよ。
こちらも夜に来るとライトアップされて、そこらでカップルがいちゃいちゃしているはずです。
ま~ちがいない!(長井秀和のまね)

その辺の案内板を見ると、六甲山から有馬温泉に下るロープウェーが出ているのを発見しました。
関西在住35年以上ですが、初めて知りました。
ためしにのってみたところ…なんかめさめさ高いんですけど。
12分の乗車時間が長く感じられました。
景色は最高ですよ。
その後、ふもとの温泉街で「金の湯」に入浴してから帰宅しました。

http://arimaspa-kingin.jp/cont01/cont01-flm.htm
鉄の味がします。

ほんまは掬星台だけ見て帰るつもりが、思わず盛りだくさんになってしまいましたよ。
晴れてたせいで首の裏が日焼けしてしまいました。

写真は六甲枝垂れ内部。
この枠のせいで眺望が妨げられているのもあるのですが、そもそもの場所があんまり景色よくないのですよ。

(2014年3月23日)

お仕事サボって東京見物

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週末から憂鬱の種だったお仕事がなんとか終了しました。

私は国の研究機関とお仕事で付き合いがあるのですが、その研究機関から私の会社に天下りでやってきて、役員になる人がけっこういるのです。
そんな天下り役員の人が、私の仕事がらみで出身元の研究機関にいらん圧力をかけたせいで、先方と当方で関係が悪化してしまいました。
もともと私の勤めている会社と研究機関のしたっぱ同士で、純粋な技術的な内容の打ち合わせを定期的に開いていたのですが、これに双方のえらい人が乗り込んでくるというわけのわかんない事態に発展。
えらい人同士のけんかはえらい人同士で終わらせて欲しいのですが…。
幸い、「手打の盃」の儀式も無事終了。
大騒ぎして手間がかかったわりに、何も得るものがないお仕事でしたよ。

この打ち合わせのために東京行っていたのですが、今日の午前中に時間が空いてしまいました。
東京の本社いって仕事するというのもできたのですが、色々もやもやとむかつきんチャチャなので、仕事サボって東京を見物してみました。

地下鉄銀座線というのを使ったところ、午前9時半なのに超ラッシュ。
電車内がぎうぎうです。
浅草寺にも行ったのですが、平日午前にもかかわらず人であふれている状態。
東京は人が多いよ…。

写真は浅草寺
雷門のしょぼさにがっかりしたのですが、宝蔵門が立派なのに驚きました。
こっちをメインにしたほうがよかったんじゃないか…。

(2014年3月13日)

叡山電鉄に乗って鞍馬寺まで

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ここのところ神経を使う仕事が多くてぐったりです。
明け方によくみる、体の周りの空気が粘度を持ってしまってうまく動けない夢の感触が、現実のものになったかのようです。
分業によるメリットを享受する以上、このような組織コストは甘受するべきなのでしょうが…。

昨日は午後9時くらいにばたんきゅー。
そのせいか、朝4時に眼が覚めてしまいました。
超健康的なのか?
せっかくなので20年ぶりくらいに鞍馬寺まで足をのばしてみました。

叡山電鉄の終点鞍馬駅からテクシーでよく整備された山道を登ります。
鞍馬山一帯が鞍馬寺の領地となっており、本殿、奥の院、多宝塔などが散在しています。
なかでも奥の院は「魔王殿」の名を持っており、650万年前に金星から地球に降り立ったという魔王尊が祀られています。
うーん、中二。
アセンションしてアストラル界に次元上昇してたりするのでしょうか。
荒川アンダーザブリッジの人とか、キングギドラとかは関係あるのでしょうか?
由緒ある寺じゃなければ、とても許されないレベルです。

鞍馬寺から山を越えると貴船神社に着きます。
貴船神社鞍馬寺に比べると観光地化も進んでいて、ついったー、ほえすぶっく、ようつべの公式サイト完備です。
でも、正直言って貴船神社、人が多いわりにはそんなに見るべきものがあるような気もしないのですが…。
唯一面白いと思うのは、「○○さんが××と別れて、私と復縁して結婚できますように」とかいう絵馬くらいでしょうか。
貴船神社は縁結びと縁切りで有名なのです。

写真は鞍馬山に位置する大杉権現。
雪のために道が消えてます。
朝早すぎるせいか、けっこう有名な観光地の割りにどこいってもほとんど人がいませんでしたよ。

(2014年3月8日)